こんにちは!しろくま投資です。
今回は、私がVTIを購入した理由、今後ポートフォリオのコアにしようとしている狙いについてまとめたいと思います。
というわけで、今回のトピックは2つです。
では、いってみましょう!
1.VTIを購入した理由
前の記事で書いたように、今回新たにVTIを購入&毎月積み立て設定をしました。
今後はVTIとQQQ、HDVを合わせてポートフォリオの60~70%を占めるようにし、残りの30~40%で個別株を買うという、いわゆるコアサテライト戦略でいこうと考えています。
これは2022年の下落を受けて、自分のリスク許容度を見直した結果です。
投資を初めて約1年間、コロナショック後の金融緩和&上昇相場しか経験していなかった私ですが、2022年は年明けからS&P500、ダウなどの指数が下落する調整局面を迎えて、かなり含み損も増えています。
これは、ポートフォリオの大半をハイグロース株と言われる、高PER銘柄で占めていたため、テーパリングや長期金利上昇など、市場環境の変化をもろに受けてしまった為だと考えています。
ここから学んだことが大きく2つあります。
①リスク許容度に合わせたポートフォリオを組むこと、特に個別株は全体に占める割合を意識して、あらかじめ決めた割合以上は持たないことを徹底する
これができれば、例えばMQで今のような含み損を抱える事態にはならなかった。
②成長株といえども、なるべく安値で買う
今までは順張りしか考えておらず、成長株は上昇トレンドのときだけ買ってきました。それはそれで王道のやり方なんですが、今年のように、業績とは無関係に市場環境の悪化で下落しているときに仕込めれば、その後の下落リスクを限定できます。
ここで重要なのが、①のルールを忘れないこと。つまり安いからと言って、むやみやたらに買いあさることはしない。
例えば、いまMQは高値から3分の1の株価に下落していますが、すでにポートフォリオの10%を超えているので、これ以上は買わないです。
まとめると、今回の投資スタイルの見直しは、リスクを取って大勝ちを目指すスタイルから、リスクを管理して負けないように勝負するスタイルへの変更と言えます。
この変更に至る過程で、ある気づきがありました。
それは、投資の結果(ここでは%ではなく、金額ベースでの利益)を決める一番の要因は、入金力(その銘柄にいくら投入できるか)ではないかということです。
例えば、
・MQを10万買った。何度か大きな下落に耐えて、ビクビクしながらも持ち続けた結果、数年で2倍になった!
⇒10万の利益
・VTIを100万買って、当然下落はあるが、リーマンショック等も乗り越えてきたETFなので、別に気にならない。そのまま放置してたら、10%上がった。
⇒10万の利益
例えが適切か分かりませんが、こういったことを考えました。
安心して大金を投入できる銘柄か?が重要ということですね。
個別株でどんなに含み損を抱えても気にならない人、あるいは1つの銘柄に何百万と投入できる資金力のある人なら話は別ですが、私はそうではないです。
(例えば、投資資金が5000万ある人が1つの銘柄を50万買っても割合は1%ですが、私の場合は200万くらいしかないので、50万買うと25%になり、いきなりポートフォリオのメインになってしまう。)
資金力もないですし、やはり含み損は、メンタルにきます。
つまり、心理的な部分を無視して投資はできないということですね。
当たり前のことかもしれませんが、1年投資をして気づくことができました。
VTIは2001年設立の比較的歴史のあるETFですし、設立来リターンは年率6%ほど、直近5年のトータルリターンは年率15.7%と抜群の安定感があります。
そこで、VTIをポートフォリオのコアにして、残りの30~40%でハイグロース株(例えばAMDやCRWD、MQ)や短期~中期で利益を狙うバリュー株(例えば、DAL)を運用する、いわゆるコアサテライト戦略を取ることにしました。
狙いとしては、VTIをコアにしてリスクを抑えつつ、良い決算の個別株を成長性を期待して持つ。全体として、指数を上回るリターンを目指すという形です。
(VTIは年率5~7%を期待、個別株は数年~10年ほどで2~10倍を期待。)
全部VTIでも良いのかもしれないですが、個別株への投資自体は好きですし、銘柄を分析するのも好きなので、今のところはこの形にしました。
もしかしたら、数年後にはVTIしか勝たん!とか言って、厚切りジェイソンさんみたいに、VTI100%のポートフォリオになっているかもしれないですが・・・。(笑)
2.まとめ
いかがだったでしょうか?
2022年、年明けから続く調整を受けて、大幅な投資スタイルの見直しを迫られた結果、私はコアサテライト戦略にたどり着きました。
全体のリスクを落として、大きく負けないようにすることで、次のチャンスを虎視眈々と狙うことができるこの戦略は、私の性格に合っていると感じています。
初心者でまだ投資スタイルが固まっていないので、このスタイルもどこまで続くか分かりませんが、そこも一緒に楽しんでいただければと思います。
皆さんの参考に少しでもなれば、幸いです。
それでは、また次の記事でお会いしましょう!
しろくま投資でした!