あけましておめでとうございます、しろくま投資です!
皆さん、お元気ですか?
今回は2022年の下落相場を振り返りつつ、そこから学んだことを備忘録的にまとめようと思います。
また、いつもどおり、現時点での投資状況を併せて報告します。
というわけで、今回のトピックは以下の4つです。
それでは、いってみましょう!
1.2022年の振り返りと下落相場で得た学び
私が投資を始めて、丸2年が経ちましたが、
グロース株メインだった私にとって、2022年は苦しい年でした。
2022年当初に+30万円だった実現益は、現在+10万円にまで減りました。
参考までに、1年前、2022年1月1日時点で保有していた個別株は以下の通りです。
(過去1年間のパフォーマンスを併記しました。)
※☆は現在も保有している銘柄。AMD、JMIA、CRWD、MQの4つ。
・ブリストル・マイヤーズ スクイブ(BMY)
+9.87%
-49.71%
・オクタ(OKTA)
-68.80%
-63.71%
☆クラウドストライク(CRWD)
-50.54%
・データドッグ(DDOG)
-53.55%
・エアビーアンドビー(ABNB)
-43.99%
・ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)
+2.12%
☆マルケタ(MQ)
-57.41%
・エクソンモービル(XOM)
+56.09%
こうして眺めると、損切りしていなかったら、今頃もっと壊滅的なポートフォリオになっていたことが分かり、ぞっとしますね。
XOMはかなり上昇したので、+15%位で売却してしまったのは悔やまれます。
ロシアによるウクライナ侵攻がこれほど長引くとは思いませんでしたし、アメリカのインフレも一時的なものと思っていたので、誤算でした。
ただ、それは結果論なので、しょうがないかなと割り切っています。
この1年間で、実現益は減りました。含み損もまだ抱えています。
しかし、投資を始めてたった2年間で、金融緩和による上昇相場と、金融引き締めによる下落相場の両方を経験できたことは、今後の投資人生を考えると、非常に良い経験ができたと思っています。
今回の学びをまとめると、以下の通りです。
①金利をよく観察すること
長期金利と株価はシーソーの関係にあることを、身をもって実感した。
金融緩和が終了し、引き締めに向かうことが分かった時点で、現金比率を増やしたり、グロース株からディフェンシブな銘柄に切り替える等していれば、もっと下落を抑えることができた。
買った時点で逆指値を設定して、自動的に損切りされるようにするのも有効。
④個別株も一括投資はだめ、買いを焦らず時間をかけて資金投入すべし
買った途端に、株価が下がりだすのは意外とよくあるので、時間分散すべし。
例えば、50万円分保有したいなら、ひと月に10万円ずつ、5か月かけて買う。
⑤株価の底は誰にもわからない
一度下がり始めた銘柄は驚くほど、下がり続ける。
もう底かな?買い場かな?と思っても、大抵まだ底じゃない。
底は、次に上昇し始めてからやっと分かるもの。
⑥上値を追って買わない
こういった順張り投資が成り立つのは、金融緩和の時だけ。
「いま買わないと、株価の上昇に乗り遅れる!」と焦って買ったポジションは、
かなり危険で、多くの場合、そこが天井付近。
もし買うなら、上昇トレンドが継続するか注視して、トレンドが崩れた時点ですぐ売却すること。
⑦下落相場こそ、積み立て投資が有効
今回の下落中、唯一プラスを保ったのはつみたてNISAの投資信託だった。
定期的に、定額を積み立て続けることで、株価変動だけでなく、為替変動のリスクもヘッジできることを実感した。
2.資産状況、株式と現金の比率
総資産:592万
株:277万(47%)
現金:315万(53%)
年間配当額:63605円(年利3.47%)
今年に入ってから、株価が若干反発したおかげで、総資産が微増。
ざっくりですが、2023年末時点で、株式:現金=6:4になるよう、積み立て投資をしていく予定です。
また、毎月の積み立ては以下のように設定しています。
今まで通りアメリカをメインにしつつも、投資する国を少し分散させました。
・つみたてNISA(eMAXIS Slim 米国株式)3.3万円
・VTI(全米ETF) 1株(3万円くらい)
・VT(全世界ETF) 3株(4万円くらい)
・FM(フロンティアマーケットETF) 8株(3万円くらい)
合計 13.3万円/月
あくまで暫定です。
1月の株式市場のパフォーマンスがその年のパフォーマンスを占うというアノマリーがあるので、今月の結果を見て、変える可能性があります。
3.保有銘柄のパフォーマンス
・バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI)
888173円 -18756円(-2.06%)
☆バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)
35568円 +359円(+1.01%)
182014円 -77232円(-29.79%)
・iシェアーズ MSCI フロンティア・セレクトEM ETF(FM)
10393円 -218円(-2.05%)
51328円 -34658円(-40.30%)
・クラウドストライク(CRWD)
178957円 -92220円(-34.0%)
・グローバルX NASDAQ100・カバード・コールETF(QYLD)
388540円 -32564円(-7.73%)
・マルケタ(MQ)
141689円 -148101円(-51.10%)
・eMAXIS Slim 米国株式(S&P500 投資信託)
885652円 +52327円(+6.27%)
☆は新たにポートフォリオに加えた銘柄です。
今月はVT(全世界ETF)が加わりました。大体6割がアメリカ、残りが中国、日本、欧州などを含むETFです。
2023年はアメリカの経済成長率が低くなることが予想されているので、米国オンリーのVTIよりはリスク分散できると考え、積み立てに加えました。
今後の値動きを確認しつつ、良さそうなら、VTIとVT両方積み立てを継続する予定です。
4.まとめ
いかがだったでしょうか?
2021年末~2022年は、米国株投資家にとって苦しい年になりました。
とはいえ、円安も進んだので、今のところ株価の下落が多少相殺されています。
しかし、今後は円高に戻っていくと言われています。
(2023年中に1ドル115円まで戻るという意見もあります。)
そのため、円高&株安のダブルパンチで、保有している米国株・米国ETFの円換算での資産額が激減するというシナリオも想定しておく必要があります。
また、インフレ鎮静化を最優先している今のFRBにとって、株高は好ましくないので、インフレが落ち着くまで、FRBは投資家の敵(利下げせず、金利を高止まりさせる)と思っておいた方が良いでしょう。
1章に書いたとおり、”FRBに逆らうな!”ということで、今年の最大の焦点はインフレが鎮静化するかどうかだと思います。
インフレが収まれば、FRBも政策を転換(利上げ停止、利下げ)することができるからです。
ちょうど、本日22:30からCPI(消費者物価指数)の発表があります。
結果次第では、市場が大きく反応することでしょう。要注目です!
この記事が、少しでも皆さんの参考になれば、幸いです。
なお、投資はあくまでご自身の判断のもと、自己責任で行ってください。
それでは、次の記事でお会いしましょう!
しろくま投資でした!