「現金比率を高めよ!」2021年9月の投資状況 CRWD・BMY・OKTA・GOOG・JMIA・JNJ・MQ・QQQ・eMAXIS Slim米国株式
こんにちは!しろくま投資です。
前回の更新から、だいぶ間隔が空いてしまいました。汗
気を取り直して、9月5日時点での投資状況の報告です。
トピックは以下の4つです。
それでは、いきましょう!
1.9月の見通し
9月は例年、米国株式市場のアノマリー的に株価が下がりやすい月です。
アノマリーとは、理論では説明できないが、経験則的にそうなることが知られていることです。「Sell in May(5月に売れ)」などもアノマリーに基づく有名な格言です。
実際、過去の大暴落の多くも9月~10月に起きています。例えば、ブラックマンデー、ドットコムバブル崩壊、リーマンショックです。
では、次の暴落は何をきっかけに起こるか?
ずばり、テーパリングです。
今までFRBは、コロナ不況から経済を支えるために巨額の量的金融緩和を行ってきました。その恩恵を受け、市場はコロナショックから急激なV字回復を見せ、市場全体が上へ上へと上昇を続けてきました。
言うなれば、人為的に作られた上昇相場です。
この金融緩和政策の資産買い入れ額を徐々に減らしていくのがテーパリングです。
つまり、「経済は十分に回復したよね?これからは自力で頑張ってね。」ということ。
株価を下支えする力を失うことになるので、これをきっかけに、S&P500で10%~20%程度の市場全体の調整が入ると予想しています。
そのため、いつテーパリング開始の発表がされるかを投資家はみんな注目してます。
次のFOMCは9月21~22日なので、そこで何らかの発表があるか・・・。
ただし、FRBのパウエル議長はテーパリングは雇用の回復が確認できてからと明言しているのですが、9月3日に発表された雇用統計の数字はあまり良くなかったので、テーパリングについてはまだ何も触れない可能性もあります。
とすると、その次のFOMCは11月2~3日となり、テーパリング開始は来年以降にずれ込むかもしれません。
話が長くなってしまいましたが、今はテーパリングを警戒すべき時期なのは間違いありません。一方で、市場がこのまま上昇を続けるリスクもあります。
そのため、市場全体の上昇・下落のどちらにも対処できるよう備えておく必要があると考えています。
具体的には、株は全売りはせず、ある程度保有を続けるが、保有割合が大きい銘柄は一部売却もして、現金比率を上げておくという方法を取っています。
まとまった現金を用意しておくことで、大きな下落が来たときに買い増せるよう準備しておくわけです。
2.9月時点での資産総額と現金・株式の割合
1でお話した考えを元に、ポートフォリオを調整して、現在は以下のような資産状況となっています。
資産総額:440万円
・現金:273万円 62%
・株式:167万円 38%
私の場合、現金100万円は生活防衛資金として、何があっても手を付けないと決めているので、現在の買い増し余力は173万円ということになります。
調整局面に入ったら、目安として20%下落で60万投入、さらに20%下落で60万投入・・・という感じで、何段階かに分けて買い増す予定です。
3.銘柄ごとの保有額と評価損益
・ブリストル・マイヤーズ スクイブ(BMY)
147372円 +653円(+0.45%)
☆アルファベット クラスC(GOOG)
317867円 +13401円(4.40%)
・オクタ(OKTA)
148422円 +27372円(+22.61%)
18223円 -12906円(-41.45%)
・クラウドストライク(CRWD)
183264円 +44286円(+31.86%)
☆ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)
153643円 +2092円(+1.38%)
・マルケタ(MQ)
118386円 -5003円(-4.05%)
・インベスコQQQ信託シリーズ1(QQQ)
209443円 +23141円(+12.42%)
402869円 +52872円(+15.11%)
☆は新たにポートフォリオに加えた銘柄です。アメリカの景気回復は8月にピークを迎えたと判断して、景気後退時に備えてヘルスケアセクターの割合を増やしています。
また、GOOGは今後AIやAR(拡張現実)、自動運転の分野で欠かせない企業になると思ったので、ポートフォリオに加えました。
6月の時と比べて、ポートフォリオからなくなった銘柄はAMD、FB、PINS、SQ、XOMの5つです。
AMDについては、半導体の需要は短期的には今がピークと判断して売りました。
ただし、これからも伸びる分野であることは間違いないので、AMD、エヌビディア、インテルのどこかは、そのうちまた買うと思います。
FBについては、割安のときに買って損益はプラスだったのですが、私自身はフェイスブックもインスタグラムもほとんど使わないので、よくよく考えてみたら、FBのビジネスモデルに自信を持てなくなってしまったので、手放しました。
PINSは、実際にアプリをダウンロードしてみたら、SNSとしての広がりがあまりないように感じたので、やはりビジネスモデルに確信が持てず売却しました。
SQについては、新たに保有したMQという銘柄の売上の多くが今のところSQに依存していることから、リスク分散の面で、SQは手放しました。
XOMに関しては、投資開始初期に買った銘柄で愛着があったのですが、インフレによる原油の値上がりが鈍化したあたりから株価も停滞し、なおかつ評価損益は+40%まで上がっていたので、売却を決めました。
XOMは投資を始めてから最大の利益を出してくれました。
4.まとめ
いかかだったでしょうか?
久しぶりの更新で、まとまりのない内容になってしまいましたが、
テーパリングへの警戒、下落局面に備えた対策など、皆さんの参考に少しでもなれば幸いです。
また次の記事でお会いしましょう!しろくま投資でした!